会社の売却を検討しよう、と考えた場合、早速にアドバイザーを雇って売却活動を進めていくというのは１つのよくあるやり方です。

しかし、そのやり方は本当に妥当でしょうか？

会社の売却とは、会社の株主が売り手となり、買い手との間で交渉の連続の末に、株式を譲渡して対価を得るものです。

この際、売り手は当然少しでも高く売りたいし、買い手は少しでも安く買いたいというのが本音です。

ここで仮に、もし貴社に、不適切な処理や現状の理解不足、問題のある取引や契約が存在したとしましょう。

すると何が起こるでしょうか？

買い手はその点を挙げて、売却価格の引き下げを要求して来たり、賠償や保証を追加的に要求して来たりすることが容易に想像できます。

​

​すなわち、もし事前にその問題点を自社で把握して対策を取っていれば不要だった金額を、売り手が負担せざるを得ない状況に追い込まれるということです。

デューデリジェンス（略して「DD」、「デューデリ」又は「買収監査」とも言われます。）とは、一般的には、会社や事業を買収する際に、買い手が、公認会計士等の専門家等を利用しながら対象会社/事業の内容を財務面・事業面・法務面等から調査することをいいます。

しかしここでご提案しているのはこの「通常の」デューデリジェンスではありません。

むしろ、買い手サイドで実施してくる「通常の」デューデリジェンスの結果判明するであろう内容を、売り手側で事前に把握して対処することを主眼とするデューデリジェンスなのです。

売り手側で行われることから「セルサイド・デューデリジェンス」と言われます。

「自社はピカピカで何の問題もない」というのでなければ、あるいは、「管理が不十分で不安がある」、「会社によって判断が分かれそうな取引がある」、「自分でも会社の数字面まではしっかり把握できていない」というのであれば、「セルサイド・デューデリジェンス」は、非常に役立つ解決策となるはずです。

​

そして「セルサイド・デューデリジェンス」には、もう一つ役割があります。

単純に問題点を発見するというだけでなく、自社の魅力を理解できるということです。

​

これはすなわち、自社を最も高く評価してくれる相手先を探し出すことにつながります。

余談ですが、弊社で買い手候補の探索・選定や当該候補先へのコンタクトをすること、そして売却にかかるアドバイザリー業務をお引き受けすることもできます。

一般的な買い手が行うデューデリジェンスにおいてもよく、「数百万円のデューデリジェンスの費用を惜しんで省略したばかりに、億円単位の損をした」という類の話を聞くことがあります。

「セルサイド・デューデリジェンス」においても立場が違うだけで同様の考え方ができるでしょう。

​

弊社のプロフェッショナルは、日系の上場会社様から中堅中小企業様、また外資系の大手メーカー様まで、製造業、各種サービス業や外食業等の会社の財務デューデリジェンスを受託して実施してきた実績を有しています。

​高品質のデューデリジェンスをご提供し、最良の会社売却のお手伝いをさせていただきます。

弊社は直近では主に以下のようなデューデリジェンス業務を実施しています。

少しでもご関心をお持ちいただけましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。 ご相談、お見積りは無料です。 弊社のデューデリジェンス報告書のサンプルをご覧いただくことも可能です。